健康

各地で麻疹(はしか)の感染が増加 子どもを守るために知っておくべき対策

子供を診断する医者

ここ数日、麻疹(はしか)の感染報道が増え、不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。

麻疹は感染力が非常に強い感染症です。しかし、正しい知識と予防策を取ることでリスクを大きく下げることができます。

本記事では、厚生労働省の公開情報をもとに、子どもの麻疹感染を防ぐ方法を整理します。


麻疹とはどんな病気か

麻疹は麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の感染症です。

主な症状

・高熱(38度以上)
・咳、鼻水、結膜充血
・発疹(顔から全身へ広がる)
・口の中にコプリック斑

一度感染すると強い免疫がつきますが、重症化すると肺炎や脳炎を引き起こすこともあります。


麻疹の感染力は非常に強い

厚生労働省によると、麻疹は空気感染する数少ない感染症の一つです。

・飛沫感染
・接触感染
・空気感染

すべての経路で感染する可能性があります。

免疫を持たない人が感染者と同じ空間にいると、ほぼ感染すると言われるほど感染力が高いのが特徴です。


子どもの麻疹を防ぐ最も有効な方法

① ワクチン接種(MRワクチン)

厚生労働省が最も重要と位置付けている予防法が「予防接種」です。

日本では定期接種として、

・第1期:1歳児
・第2期:小学校入学前の1年間

の2回接種が推奨されています。

2回接種で95%以上の予防効果があるとされています。

厚生労働省のMRワクチン解説→https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/mr/index.html


② 接種歴の確認

特に注意が必要なのは、

・1回しか接種していない
・接種記録が不明
・海外渡航予定がある

場合です。

母子手帳で接種歴を確認することが大切です。


③ 流行地域への渡航時の注意

海外では依然として流行地域があります。

渡航前にはワクチン接種状況を確認することが重要です。


なぜ今、麻疹が話題になるのか

日本は一度「麻疹排除状態」と認定されましたが、海外からの持ち込み感染により散発的な流行が発生します。

国立感染症研究所の報告では、

・海外由来の感染
・ワクチン未接種者の感染拡大

が主な要因とされています。


ワクチンに関する誤解

一部でワクチンへの不安が広がることがありますが、厚生労働省はワクチンの有効性と安全性を明確に示しています。

副反応はありますが、重篤な副反応は非常にまれとされています。

麻疹そのものの重症化リスクと比較すると、ワクチン接種の利益は大きいとされています。


家庭でできる感染対策

ワクチン以外にできることもあります。

・体調不良時は外出を控える
・感染者との接触を避ける
・流行地域情報を確認する

ただし、麻疹は空気感染するため、一般的なマスクや手洗いだけでは完全な予防は難しいとされています。


保護者が知っておきたいポイント

・2回接種が基本
・接種歴を必ず確認
・海外渡航時は特に注意
・流行ニュースに過度に不安にならない

重要なのは「冷静な情報確認」です。


参考にできる公的情報

最新情報は以下で確認できます。

厚生労働省「麻しんについて」
国立感染症研究所 感染症発生動向調査

流行状況や予防接種の情報は定期的に更新されます。


まとめ

麻疹は感染力が非常に強い感染症ですが、ワクチン接種により高い確率で予防が可能です。

子どもを守るために重要なのは、

・接種歴の確認
・定期接種の徹底
・正確な情報の把握

です。

ニュースが増えると不安が広がりますが、公的機関の情報を基に冷静に対応することが大切です。

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