最近、ドラッグストアの店頭で「医療機器」として並んでいるリカバリーウェアを見かけることが増えました。
中でも、大泉洋さんのCMでも話題のMTGの新ブランド「ReD(レッド)」は、売り切れが続出するほどの人気を見せています。
「これまでのパジャマタイプのリカバリーウェアと何が違うのか?」「なぜあえて医療機器として売られているのか?」その理由と、ブランドの裏側にある戦略を徹底解説します。
MTGのリカバリーウェアは基本的に「一般医療機器」
MTGが展開するリカバリーウェアは、単なる衣類ではなく、日本の薬機法に基づいた「一般医療機器(クラスI)」として届け出されています。
- 一般医療機器の条件: 日本でこの区分に登録するためには、未加工の布と比較して「着用後血流量5%以上の増加」という厳しいエビデンス(臨床試験データ)が基準となっています。
- 具体的な効能: 医療機器であるため、パッケージには「血行促進」「疲労回復」「筋肉のコリをほぐす」といった具体的な効果を明記することが可能です。
- ドラッグストアでの取り扱い: 一般医療機器は、高度な販売許可がなくても取り扱えるため、現在スギ薬局などの大手ドラッグストアの一部店舗に並び、手軽に購入できるようになっています。
多くのラインナップが「一般医療機器(クラスI)」として届け出されており、血行促進や疲労回復といった具体的な効果を謳える点が、単なる「着心地の良いパジャマ」とは一線を画しています。
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他社のリカバリーウェアと何が違う?MTG「ReD」の特徴
先行するベネクスやテンシャル(BAKUNE)といったブランドがある中で、後発の「ReD」が支持されているのには明確な理由があります。
- 独自素材「VITALTECH®」: 8種類の天然鉱石をマイクロレベルで練り込んだ独自繊維を採用。体温(遠赤外線)を効率よく再放射し、血行をブーストさせます。
- 「活動時」に着るという新発想: 従来のブランドが「睡眠時・休息時」に特化していたのに対し、ReDは「仕事中や移動中」の着用を推奨。疲れを溜める前にケアするという「24時間リカバリー」を提唱しています。
- 薄さ1mmの極薄設計: 従来のリカバリーウェアは厚手でルームウェアに近いものが多かったですが、ReDは「インナー(下着)」として開発。シャツやスーツの下に着ても響かないため、日常使いしやすくなっています。
MTGの「ReD(レッド)」は、他社が「睡眠・休息時」に特化しているのに対し、「日中の活動時」の着用を非常に強く意識しているのが大きな特徴です。
仕組み自体は「遠赤外線による血行促進」で各社共通しており、副交感神経への影響も少なからず発生します。
ReDとSIXPADの違いとは?
同じMTG社内には、有名アスリートを起用した「SIXPAD(シックスパッド)」ブランドのリカバリーウェアも存在します。この2つの棲み分けは以下の通りです。
- SIXPAD(休息特化): 主にアスリートやトレーニングをする層向け。「メディキュレーション」という素材を使い、ゆったりしたルームウェアとして展開されています。運動後や睡眠中のリラックスモードを優先する設計です。
- ReD(活動・デイリー特化): 主に忙しいビジネスパーソン向け。「バイタルテック」を使用し、日中のパフォーマンスを維持するためのインナーが主軸。ドラッグストアの健康・美容コーナーを主戦場としています。
- ブランドを分ける理由: 「ストイックに体を鍛えるSIXPAD」と「日々の疲れをスマートにケアするReD」と分けることで、運動をしない一般層にも「自分向けの商品だ」と手に取ってもらいやすくしています。
原理(血行促進)は同じですが、「SIXPADは休息時のリラックスウェア」、「ReDは仕事中に着るインナー」という使い分けがメーカー側の意図に見えます。
なぜMTGのReDは売り切れになるほど売れたのか?
新ブランドながら、なぜこれほどまでに市場を席巻したのでしょうか。
- 「インナー」需要の独占: 24時間着られる薄いインナータイプのリカバリーウェアは、これまで競合が少なく、日中もケアしたいという潜在ニーズに合致しました。
- MTGの強力な販売網: すでに「ReFa」や「SIXPAD」でドラッグストアや百貨店と強固なパイプを持っていたため、新発売と同時に一気に「一番目立つ棚」を確保できたことが大きいです。
- ウェルビーイング市場の拡大: ドラッグストア側も、単価の低いサポーターや湿布ではなく、高単価で健康価値の高い「リカバリーウェア」を主力商品として強化しており、店舗とメーカーの思惑が一致しました。
広告を大量に出稿していた面もありますが、活動中に着用するリカバリーウェアというアプローチが一部の層に刺さったと言えます。
まとめ:リカバリーウェアは特別な人のためのものではない
MTGのReDがこれほどまでの人気を博しているのは、単にブランド力が強いからだけではありません。
日本で認められた医療機器としての確かな血行促進機能に加え、これまでのメーカーが手をつけていなかった「日中の活動時間」をターゲットにしたインナー戦略が、忙しい現代人のライフスタイルに完璧にフィットした結果と言えます。
ドラッグストアで手軽に買えるようになったことで、リカバリーウェアは「特別な人のための服」から「毎日のコンディションを整えるインナー」へと進化しています。
まずはインナー一枚から、日中の体の変化を体感してみるのがスマートな疲労対策への近道かもしれません。
※効果の感じ方には個人差があります。
※一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」としての届出基準に基づいた数値を引用しています。
参考:


