2026年3月11日夜、日本を取り巻くエネルギー情勢は「政府による過去最大級の防衛策」と「現場での物理的攻撃」が激突する、極めて緊迫した局面を迎えました。
明日12日(木)から始まるガソリン価格の急騰と、海峡で起きた商船への攻撃、そして来週から始まる備蓄放出の全容をまとめました。
明日からガソリン200円の衝撃、政府は16日から石油備蓄放出へ
「魔の木曜日」ガソリン価格が一時200円予測
本日3月11日、石油元売り各社から全国のガソリンスタンドに対し、卸売価格を1リットルあたり約26円引き上げるという衝撃的な通知がなされました。
多くのスタンドでは、この卸値を受けて明日12日(木)から店頭価格を改定します。
これにより、これまで170円台に踏みとどまっていたガソリン代は、一時的に190円〜200円の大台を突破する見通しです。
ガソリン高騰は「一時的」と言える理由: 高市首相が表明した「16日からの備蓄放出」と「補助金による170円程度への抑制」が効き始めるまで、明日から週末にかけての数日間が、最も価格が高騰する「空白の数日間」になる恐れがあります。
商船三井など3隻が攻撃を受ける
価格高騰の背景には、ホルムズ海峡周辺での物理的な「封鎖」があります。
本日、商船三井が運航するコンテナ船「ONE Majesty」を含む計3隻の商船が、正体不明の飛翔体による攻撃を受けました。
- 被害状況: 「ONE Majesty」は船体に約10cmの穴が開く損傷を負いましたが、自力航行が可能で、幸いにも乗組員に怪我はありません。
- 波及効果: しかし、他の2隻では炎上や乗組員の退避が起きており、海運業界には戦慄が走っています。この「見境のない攻撃」により、保険料のさらなる高騰や、物資の到着遅延が決定定的となりました。
この「5時間に3隻」という矢継ぎ早の攻撃は、イラン側が「誰でも攻撃する」という意志を明確に示したものと受け止められています。
これにより海運各社はさらに航行を控えるため、石油だけでなく、あらゆる輸入品の物流コストがさらに跳ね上がる要因となります。
高市首相、16日から「石油備蓄放出」を断行、何が変わる?
この危機に対し、高市首相は3月16日(月)からの石油備蓄放出を決定しました。その中身は、市場の安定を確実にするための「緻密な2段階供給」です。
- 第1段階(3月16日〜): まずは民間備蓄の「15日分」を放出します。これはすでに精製済みの製品も含まれるため、市場に出回るスピードが早いです。
- 第2段階: 続いて国家備蓄の「約1ヶ月分」を順次放出します。
- 結果: これにより、ホルムズ海峡からの原油が届かない期間が長引いても、少なくとも直近1ヶ月半〜2ヶ月以上の供給は「100%保証された」ことになります。
政府は備蓄の放出と強力な補助金を組み合わせることで、暴騰するガソリン価格を170円程度に抑え込む方針です。
まずは民間備蓄、続いて国家備蓄を順次投入し、海峡が完全に封鎖された状態が続いても、少なくとも向こう1ヶ月半以上の国内供給を100%維持する構えです。
今回は日本がIEA(国際エネルギー機関)に先んじて、あるいは率先して放出を決定した点が大きなポイントです。「日本はエネルギー不足で立ち往生しない」という姿勢を世界に示すことで、円安の進行や株価の過度な下落に歯止めをかける狙いがあります。
▶3月12日速報 イランの攻撃を国際法違反と決議!これで何が変わる?石油協調放出で価格抑制へ
▶3月12日続報、モジタバの初声命「ホルムズ海峡の封鎖を継続」どんな意味を持つ?ガソリン価格への影響など
私たちが直面する「3月のシナリオ」
| 期間 | 予測される状況 |
| 3月12日〜15日 | 【最大警戒】 卸値上昇が反映され、一時的に200円に迫る高騰。 |
| 3月16日以降 | 【沈静化へ】 備蓄放出が始まり、価格は170円台へ抑制・安定。 |
| 4月以降 | 【食料への影響】 肥料不足の影響が、野菜や食品の価格に現れ始める。 |
石油備蓄放出でガソリン価格が反映されるまでの流れまとめ
明日からの数日間は、一時的な「価格のパニック」が起きる可能性があります。
しかし、16日からは政府が市場を強力にコントロールするフェーズに入ります。
「油がなくなる」ことはありません。254日分の備蓄という「貯金」があるからこそ、私たちは冷静に次の手を打つことができます。今はパニック買いを避け、来週からの価格安定を待つのが最も賢明な選択と言えそうです。
