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日本の粉ミルクは安全?大丈夫?厚生労働省が公式発表

海外で粉ミルクへの毒素混入が報じられると、日本の製品も大丈夫なのかと不安になる方は少なくありません。

結論から申し上げますと、現時点で日本国内で製造・販売されている主要な粉ミルクについては、厚生労働省が「問題ない」と公式に発表しています。

粉ミルク毒素混入・自主回収の詳細

2026年1月〜2月にかけて、ネスレやダノンといった欧州の大手メーカーが、世界数十カ国で粉ミルクの自主回収を行っています。

  • 原因: セレウリドという毒素(セレウス菌が作る毒素)が検出されたため。
  • 症状: 吐き気や腹痛、下痢などを引き起こす可能性があります。
  • 混入ルート: 原材料(アラキドン酸オイルなど)の供給元(中国の工場など)に問題があったと見られています。

日本の粉ミルクの安全基準

日本の乳児用粉ミルクは、一般食品よりも厳格な基準で管理されています。

・食品衛生法に基づく規格
・乳及び乳製品の成分規格
・重金属・放射性物質の検査
・細菌検査(サルモネラ菌・クロノバクターなど)

特に乳児用食品は「最も安全性が求められる食品カテゴリー」の一つです。

国内で販売されている乳児用粉ミルクには、今回の問題となった原材料は使用されていないことが確認されています(2026年2月4日 厚労省発表)。

参考URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_69266.html

2月10日は汚染源が中国産アラキドン酸オイルという情報を入手し、厚生労働省は水際対策の強化を指示しています。

参考URL:https://www.mhlw.go.jp/content/11135200/001654170.pdf

海外の問題と日本の違い

海外で問題になるケースの多くは、

・工場の衛生管理不備
・原材料の汚染
・流通段階での温度管理ミス

などが原因です。

日本では製造・出荷・流通までトレーサビリティが整備されており、大規模な毒素混入事例は近年ほとんど報告されていません。

ただし、個人輸入品や海外製品には注意が必要です。


過去に日本で問題はなかったのか?

ゼロではありません。

しかし問題が発覚した場合、

・迅速な自主回収
・公表と情報公開
・再発防止策の徹底

が取られています。

現在は検査技術も向上しており、監視体制は強化されています。


母乳と粉ミルクの栄養比較

安全性だけでなく、栄養面も気になるポイントです。

母乳の特徴

母乳には以下のような特性があります。

・免疫グロブリンなどの免疫成分
・ラクトフェリン
・生きた免疫細胞
・月齢に応じて変化する成分

特に「免疫機能をサポートする点」は母乳の大きな強みです。

また、消化吸収に優れ、赤ちゃんの胃腸への負担が少ないとされています。

粉ミルクの特徴

粉ミルクは科学的に設計された栄養食品です。

・たんぱく質量の調整
・ビタミン・ミネラルの最適配合
・DHAやオリゴ糖の添加

栄養バランスが安定しており、必要量を確実に摂取できます。

また、

・母親以外も授乳できる
・育児の負担分散が可能

という社会的メリットもあります。


母乳と粉ミルク、どちらが優れている?

単純に優劣をつけることはできません。

母乳には免疫面の強みがありますが、粉ミルクは安定した栄養供給が可能です。

近年は「混合栄養」も一般的であり、家庭の状況に合わせた選択が重要です。


粉ミルクを安全に使うためのポイント

安全に使用するためには以下を守りましょう。

・国内正規品を購入する
・賞味期限を確認する
・規定温度で調乳する
・作り置きを避ける
・器具を清潔に保つ

正しい方法で使用すれば、日本の粉ミルクは高い安全性を保っています。


日本の粉ミルクは安全だから大丈夫

海外の毒素混入報道は不安を与えますが、日本国内で流通している粉ミルクは厳格な基準のもとで管理されています。

母乳と粉ミルクにはそれぞれ利点があります。

重要なのは、

・正確な情報を知ること
・過度に不安を煽られないこと
・家庭に合った選択をすること

です。

赤ちゃんの成長を支える方法は一つではありません。
安心して育児ができる環境づくりこそが、何より大切です。

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