2026年4月、PlayStation 5(PS5)が再び大きな転換点を迎えます。
異例の価格改定とその背景、そして次世代機PS6の足音について整理しました。PS5は大成功の部類だが、過去の名機たちに比べると一長一短あるという評価が一般的です。
PS5が4月から値上げ、いくらくらい上がる?
2026年4月2日より、日本を含む世界各地で価格改定が実施されます。発売当初と比較すると、ハードウェアとしては異例の価格帯に突入します。
- PlayStation 5(ディスクドライブ搭載モデル)
・変更前:79,980円 ⇒ 変更後:97,980円(18,000円アップ) - PlayStation 5 デジタル・エディション
・変更前:72,980円 ⇒ 変更後:89,980円(17,000円アップ) - PlayStation 5 Pro
・変更前:119,980円 ⇒ 変更後:137,980円(18,000円アップ) - 価格据え置きのモデル
・デジタル・エディション 日本語専用モデル:55,000円のまま変更なし (※2025年11月に登場した、設定言語を日本語に限定することで転売対策を施した日本市場向けモデルです)
世界的なインフレに加え、特に「メモリ(RAM)」の価格高騰が製造コストを圧迫していることが主な要因です。
原材料費だけでなく、製品を世界中に運ぶための物流費や製造工場のエネルギーコストも高止まりしており、これらを価格に転嫁せざるを得ない状況です。
PS5は成功したゲーム機と言えるのか?
「売れたかどうか」という問いに対しては、単純な台数以上の評価が必要です。
PS4とPS5の販売台数を比較すると、PS5はライフサイクル序盤で供給不足の影響を受け、PS4をやや下回るペースで推移した時期があったが、その後は差を縮めてきました。
コロナ禍の供給不足が響いた形ですが、供給が安定してからは猛追しています。
- 累計販売台数: 約9,210万台超(2026年3月時点)。1億台の大台が目前のヒット作です。
- 収益構造の成功: 1ユーザーあたりの支出額はPS4時代を超えており、ビジネスとしては非常に高い収益性を誇ります。
- ソフト売上の好調:独占系・自社系タイトルや大型サード作品の存在が、ユーザーの支出額やプラットフォームの収益性を支えています。
- 日本市場の特殊性: パッケージ版のランキングではSwitch勢に押されがちですが、デジタル版(DL版)の普及率が高いと見られています。
PS2(1.6億台)やNintendo Switch(1.5億台超)といった「歴史的な大ヒット機」と比べると、まだ差があります。ただし、これらは安価なモデルや携帯性という強みがあったため、高価なハイエンド機であるPS5が9,000万台を超えているのは驚異的な数字です。
通常、ゲーム機は年数が経つほど安くなりますが、PS5は原材料(特にメモリ)の高騰で逆に値上がりしています。これが「普及」のブレーキになる懸念があります。
PS6はいつ発売する?どんなゲーム機になると予測される?
次世代機「PlayStation 6」の噂も、徐々に現実味を帯び始めています。
※これは噂や予測なので、まったく異なるものや状況になる可能性もあり得ます。
- 発売時期の予測: 2027年後半から2028年以降が有力。半導体不足の影響で2029年にずれ込むとの見方もあります。
- 性能の核となるAI: PS5 Proで導入されたAI超解像技術「PSSR」を標準搭載し、圧倒的な高画質と低負荷を両立すると見られています。
- 後方互換性の維持: PS5のソフトがそのまま動く設計が重視されており、資産を無駄にしない移行が計画されています。
- 携帯機との同時展開: 「PS5のゲームが外でも遊べる」専用携帯機の同時リリースの噂が絶えません。
PS5が10万円に迫るとなると、PS6が出るまで待つか、それとも今のうちに現行機を確保しておくか、非常に悩ましいタイミングです。
友達や家族と遊ぶなら任天堂、PS5はどんな人におすすめ?
用途によって、選ぶべきハードは明確に分かれます。
- 任天堂(Switch / Switch 2): 家族や子供、友人と「同じ部屋でワイワイ」遊ぶなら最強。マリオやポケモンのような、誰でも楽しめるパーティーゲームの層が圧倒的です。
- PS5(コア・オンライン): 「一人で没入したい」「オンラインで遠くの友人と共闘したい」人向け。モンハンのような大作や、フォトリアルなスポーツゲームを好む層に最適です。
- おすすめの選び方: 家族の団欒や子供のトレンド(ポケモン等)を優先するなら任天堂、最新技術での映画のような体験を求めるならPS5という棲み分けになります。
2026年時点でのPS5の評価まとめ
「歴史的大成功か」と聞かれると少し違います。
PS4は公式ベースで累計1億1,700万台超なので、PS5はまだそこには届いていません。しかもPS5は発売初期の品薄が長く、後半に入ってからは値上げも重なっていて、勢いの見え方はPS4より弱いです。
PS2やSwitch級の「社会現象クラス」ではないですし、PS4ほど順風満帆でもありません。
ただ、9,000万台を超えて、PS事業全体の利益もしっかり出している以上、PS5は普通に成功ハードです。むしろ「本体の値上げをしてもビジネスが成立するくらい強い」と見ることもできます。
「ユーザーの満足感は価格で削られているが、商業的には成功しているハード」という評価が適切かもしれません。
