健康

花粉症が辛すぎる!喉とかゆみ…3月末本番のヒノキ花粉の対策を

ヒノキ花粉

花粉症が辛すぎる季節、いかがお過ごしでしょうか。

特に3月も半ばに差し掛かると「スギ花粉がそろそろ終わるはずなのに、なぜか症状が悪化している気がする……」と感じる方も多いはず。

実はその予感、正解かもしれません。3月後半は、最強の刺客である「ヒノキ花粉」がスギとバトンタッチ、あるいは重複して猛威を振るい始める時期だからです。

今回は、3月後半からピークを迎えるヒノキ花粉の特徴や対策、そしてお子様を持つ親御さんが気になる「子供の花粉症対策」までまとめていきます。

※本記事は一般的な情報の提供を目的としており、医学的な診断や治療に代わるものではありません。症状がある場合は、必ず専門の医療機関を受診してください。


3月末のヒノキ花粉本番で何が変わってくる?

毎年3月中旬を過ぎると、鼻水だけでなく「喉のイガイガ」や「顔の痒み」を強く訴える人が急増します。

これは、スギ花粉のピーク後半に、ヒノキ花粉の飛散が本格化するためです。

3月後半からヒノキ花粉が重なる「ダブルパンチ」の恐怖

現在(2026年3月中旬)、スギ花粉は依然として「極めて多い」飛散量を記録している地域が多いですが、ここにきてヒノキ花粉も飛び始めています。

「スギが終われば楽になる」と期待している方も多いかと思いますが、実はスギ花粉症患者の約7割〜8割はヒノキ花粉にも反応すると言われています。

つまり、対策を緩めてしまうと、スギのダメージが残った粘膜にヒノキが追い打ちをかける「地獄の数週間」に突入してしまうのです。

スギ花粉が終わったらマシになるのか?

結論から言うと、ヒノキ花粉はゴールデンウィーク(GW)明け頃まで飛散が続きます。

スギのピークは3月いっぱいで落ち着くことが多いですが、入れ替わりで4月にピークを迎えるヒノキが控えているため、本当の意味で「マシ」になるのは5月中旬以降と考えるのが現実的です。

最近では、花粉が肌に付着して起こる肌荒れ(痒みや赤み)も増えています。スギからヒノキへと飛散が続くことで、5月連休明けくらいまで肌の調子が戻らないというケースも珍しくありません。

▶鈴木農水相がスギ2割削減方針発表、うまくいく?口だけ?小池公約との違い


スギ花粉とヒノキ花粉は何が違う?(症状と特徴)

「スギの時は目が痒かったけど、最近は喉が痛い」など、時期によって症状が変わることはありませんか?スギとヒノキはアレルゲンの構造が似ていますが、体への現れ方には微妙な違いがあります。

症状・特徴の比較表

項目スギ花粉(2月〜3月)ヒノキ花粉(3月下旬〜5月)
主なピーク3月上旬〜中旬3月下旬〜4月中旬
鼻の症状水のような鼻水、激しいくしゃみ鼻詰まりがより強く出やすい
喉の症状違和感程度喉の痛み、イガイガ、咳が出やすい
目の症状強い痒み、充血スギと同等、またはやや控えめ
その他の影響花粉症の代名詞的な存在黄砂やPM2.5と混ざり悪化しやすい

ヒノキ花粉は粒子が非常に細かく、気管支まで入り込みやすいため、「咳が止まらない」「喉がずっと痛い」という症状が出るのが大きな特徴です。

風邪と勘違いしやすいのもこの時期のヒノキ花粉です。


3月末からのヒノキ花粉はどんな対策が効果的?

ヒノキの時期は気温が上がり、外出が増える時期でもあります。

スギの時と同じ対策に加えて、以下の「ヒノキ特化型」の意識を持つことが重要です。

「喉のガード」を最優先にする

ヒノキ特有の喉の痛みや咳を防ぐには、物理的な防御と加湿が欠かせません。

  • 外出時のマスク+のど飴: マスクは不織布のものを隙間なく。喉の粘膜を潤すために、のど飴やこまめな水分補給を意識しましょう。
  • 帰宅直後のガラガラうがい: 鼻の奥に付着した花粉が喉へ流れるのを防ぐため、帰宅してすぐの「深いうがい」は非常に有効です。

黄砂・PM2.5との複合対策

4月は大陸から黄砂やPM2.5が飛来しやすくなります。

これらがヒノキ花粉に付着すると、花粉が破裂してさらに微細なアレルゲンとなり、肺の奥まで侵入します。

花粉情報だけでなく「黄砂情報」にも目を向けましょう。黄砂がひどい日は、外出を控えるか、より捕集効率の高いマスクを使用してください。

「汗」と「花粉」による肌荒れ対策

暖かくなると汗をかきやすくなりますが、肌に付着した花粉が汗と混ざると、強い痒みや赤みを引き起こす「花粉皮膚炎」を誘発します。

外出前にはワセリンやバリア機能のあるクリームで肌を保護し、帰宅後は早めにお風呂で洗い流すのが鉄則です。


子供の花粉症対策:親が気をつけるべきポイント

お子様が乳幼児から小学生くらいの場合、自分で症状をうまく説明できないことも多いですよね。

親御さんが先回りして対策を立ててあげることが大切です。

玄関で「持ち込み」をシャットアウト

子供は外で活発に動き回るため、服に大量の花粉を付けて帰ってきます。

  • ツルツル素材の上着: 公園遊びの際は、ウールなどの毛羽立った素材ではなく、ポリエステルなどのツルツルした素材の上着を着せましょう。
  • 玄関前でブラッシング: 家に入る前に、手や衣類専用の粘着ローラー(コロコロ)などで花粉を落とす習慣を。これだけで室内の花粉濃度は劇的に変わります。

室内環境の整え方

  • 空気清浄機の配置: 空気清浄機は「玄関」と「寝室の枕元」に置くのが最も効果的です。特に寝室は、夜間の鼻詰まりによる睡眠の質の低下を防ぐために重要です。
  • 加湿器の併用: 湿度を50〜60%に保つと、空中に舞っている花粉が重くなって床に落ちやすくなり、吸い込む量を減らせます。

薬の選び方と「インペアード・パフォーマンス」

学齢期のお子様の場合、薬の副作用による「眠気」が勉強やスポーツの妨げになることがあります。

  • 非鎮静性の薬を選ぶ: 最近は「アレグラ」や「ビラノア」など、眠くなりにくい(脳への影響が少ない)第2世代抗ヒスタミン薬が主流です。
  • 医師への相談: 「眠くならない薬を」と医師に伝えることで、学校生活に影響が出にくい処方をしてもらえます。鼻詰まりがひどい場合は、ステロイド点鼻薬を併用するのも非常に有効です。

▶小学生の子供が安全に使える花粉症の市販薬の条件、選び方


5月まで続く戦いを乗り切るために

3月後半から4月にかけては、スギの残党とヒノキの先遣隊が入り乱れる、花粉症患者にとって最も過酷な時期です。「もうすぐ終わるから」と我慢せず、適切なセルフケアと医療機関の受診を組み合わせて、QOL(生活の質)を維持していきましょう。

スギが終わったと思って対策をやめてしまうと、ヒノキで一気に悪化することがあります。例年、GW(ゴールデンウィーク)明けくらいまでは飛散しているため、カレンダーで5月中旬までは対策を継続するのが賢明です。

特にヒノキは喉の症状に出やすいため、少しでも違和感があれば早めの対策をおすすめします。

-健康
-