教育

いま改めて考える英検の価値と課題、受けるべき?何がメリット?

現在は英語の能力を測る試験が多く存在します。

2026年に他の英語能力判定試験を差し置いて、英検を取得するメリットをまとめていきます。

本記事では、

・英検を取得するメリット
・英検だけでは英会話ができるようにならない理由
・英検の課題
・TOEICとの比較

を整理し、保護者目線で分かりやすく解説します。


英検とはどんな試験か

英検は公益財団法人日本英語検定協会が実施する英語資格試験です。

主な特徴は、

・5級〜1級までの段階制
・リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングを測定
・小学生から社会人まで受験可能

近年は小学生の受験者も増加しています。


英検を取得するメリット

① 中学・高校・大学入試で活用できる

文部科学省の英語4技能重視の流れを受け、多くの学校で英検が評価対象になっています。

・出願資格として活用
・得点換算
・加点制度

など、入試での優遇措置が広がっています。


② 英語学習の目標が明確になる

級ごとにレベルが分かれているため、

・短期目標を設定しやすい
・達成感を得やすい
・モチベーション維持につながる

という利点があります。


③ 4技能をバランスよく測れる

従来の受験英語は読み書き中心でしたが、英検はスピーキングテストも含まれます。

「話す力」を測る仕組みがある点は評価できます。


英検を持っていても英会話ができるとは限らない理由

英検合格=英語が話せる、ではありません。

理由は主に以下の通りです。

① 試験対策型学習になりやすい

過去問演習中心になると、

・パターン暗記
・テンプレート回答

に偏りやすくなります。


② 実践的な会話量が不足しがち

スピーキング試験はありますが、日常的な対話量は多くありません。

言語は「使う量」が重要です。


③ 語彙と瞬発力は別物

英検で問われる語彙力と、実際の会話での瞬発的な表現力は必ずしも一致しません。


英検の課題・問題点

① 地域格差

都市部の方が対策塾や情報が豊富で、地方との環境差が指摘されることがあります。


② 経済的負担

複数回受験する場合、受験料は家計に影響します。


③ 試験偏重への懸念

資格取得が目的化すると、

・英語を使う楽しさ
・実践的コミュニケーション

が後回しになる可能性があります。


TOEICと英検の違い

目的の違い

英検
・学生向け
・段階制
・4技能評価

TOEIC
・主に社会人向け
・スコア制
・リスニング・リーディング中心(※別試験でスピーキングあり)


難易度の目安

英検2級は高校卒業程度、準1級は大学中級程度とされます。

TOEICは990点満点で、企業では700点以上が一つの目安になることが多いです。


向いている人

英検
・学生
・段階的に力を伸ばしたい人
・入試活用を考える家庭

TOEIC
・就職・転職を考える人
・ビジネス英語を意識する人


いま注目される背景

文部科学省は英語教育改革を進めており、「読む・聞く」だけでなく「話す・書く」を含めた4技能評価を重視しています。

その流れの中で、英検の存在感が高まっています。

一方で、資格と実用力の乖離についての議論も続いています。


英検は受けるべきか?

結論としては、

・明確な目標があるなら有効
・資格取得がゴールにならないよう注意

という姿勢が重要です。

英検は「英語力を伸ばすための手段」であり、「英語力そのもの」ではありません。


英検の現在地をまとめてみると…

英検は入試や目標設定に有効な資格です。

しかし、

・英検=英会話力ではない
・資格取得が目的化しないこと

が重要です。

英語教育は今も変化の途中にあります。
ニュースを追いながら、「資格」と「実力」のバランスを冷静に考えることが大切です。

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